
固定費を増やさずオンラインで売上を作りたい——そんなあなたへ。定義からMVP、集客、価格、法務、失敗回避まで“現場で回る”型だけを厳選しました。目次を見て必要なところから読んでみてください。
オンライン起業とは?定義・意味を3行で
「商品はある。顧客の反応も手応えはある。けれど、店舗や人件費の固定費が重い」。あなたは今、そんな葛藤の中にいませんか。
ある地方の小さな雑貨店を営むAさんも同じでした。店前の通行量は減り、広告費は上がる一方。“オンラインで完結する起業”という言葉は耳にするけれど、実態が掴めず一歩が出ない——。
そこへ、私(柳井弘幸)が助言者として登場します。スターバックスで季節施策を回してきた経験から、「現場で回る」オンラインの仕組みだけを、噛み砕いてお渡しします。まずは3行で核心を掴みましょう。
- オンライン起業とは、販売・集客・提供・決済・サポートの“主要工程”をインターネットで完結させる起業形態。
- 場所と時間の制約を縮め、固定費を軽くし、データを意思決定の中心に置ける。
- 小さく始めて、学習サイクル(仮説→実行→検証)を高速で回せるのが最大の武器。
オンライン起業=「業務の大半をインターネット上で完結する起業」
Aさんに最初に伝えたのは、“全部をオンラインにしなくていい”という事実。重要なのは“大半”です。
実務の各工程を、オンラインでどう置き換えるかを一緒に棚卸しします。
✅ 販売:ECサイト/予約ページ/デジタルカタログ
✅ 集客:検索(SEO/リスティング)/SNS/ニュースレター
✅ 提供:デジタル納品(動画・PDF・SaaS)/配送の自動連携
✅ 決済:オンライン決済/サブスク・回数券
✅ サポート:チャット/ヘルプセンター/コミュニティ
ポイントは「1工程=1ツール」でシンプルに始めること。
Aさんは在庫の一部をD2C型のECに移し、予約販売+前払いに設計変更。キャッシュフローが軽くなり、在庫回転が1.7倍に改善しました。
「オンライン=デジタル商品だけ」と誤解されがちですが、リアル商品・サービスでも“受注〜決済〜コミュニケーション”がオンラインならオンライン起業に該当します。あなたの事業も、まずは“受注”と“決済”のオンライン化から始められます。
ネット起業・オンラインビジネスとの違い/同義語整理
Aさんがつまずいていたのは言葉の混線でした。ここで一度、用語を整理します。言葉の明確化は、戦略の明確化です。
- オンライン起業:
業務の大半をオンラインで回す“起業の形態”。販売〜提供〜決済〜サポートまでの仕組み設計が主役。 - ネット起業:
日常語としてはオンライン起業とほぼ同義。やや広義で「ネットを使って起業すること」全般を指すことが多い。 - オンラインビジネス:
事業そのもののスタイル。既存企業の一部門としてオンライン事業を運営する場合も含む。 - Eコマース(EC):
オンライン起業の“販売”領域に特化した言葉。物販中心。 - D2C:
メーカーが中間流通を介さず自社チャネルで販売するモデル。オンライン起業と親和性が高い。 - SaaS/デジタルコンテンツ:
提供工程もオンラインで完結するプロダクト形態。スケール特性が大きい。
要するに、あなたが設計したいのは“オンラインで回る起業システム”。 用語に引っ張られず、工程ごとの最適解を選びましょう。
いまオンライン起業が注目される背景(市場・テクノロジー・働き方)
Aさんに背景を伝えると、迷いが減りました。根拠を持てば、決断は早くなります。ここでは物語の小道具として簡潔なデータを置きます(数値は理解しやすいモデル値)。
- 市場:オンライン消費は地方でも伸長。仮想の地域データではオンライン比率が5年で18%→36%へ。
- テクノロジー:ノーコード/ローカル決済/物流APIにより、初期投資は1/3に圧縮可能。
- 働き方:リモートワーク常態化で、平日昼のモバイル購買が1.4倍。
- クリエイター経済:小規模でもサブスク(月額1,500円×500人=月75万円)の現実味が増す。
- 学習速度:広告依存より、SEO×コミュニティの組み合わせでLTVが1.3倍になりやすい。
ここまででノウハウの核は出揃いました。
①工程分解 → ②“1工程=1ツール”で最小構成 → ③キャッシュフロー重視(予約・前払い) → ④学習サイクル高速化(週次で改善)。この4点です。
——では、Aさんはどう動いたのか。
【実践シーン】
Aさんは1週間で以下を実装しました。
✅ 受注:商品は3カテゴリだけに絞り、在庫は都度補充。
✅ 販売:検索ニーズに合わせて商品ページを3本だけ作成(SEOの基本:1ページ=1テーマ)。
✅ 決済:前払い+送料一律で意思決定の摩擦を減らす。
✅ 提供:発送は週2回に集約、追跡番号を自動通知。
✅ サポート:よくある質問(FAQ)10問を先回りで整備。
✅ コミュニティ:購入者限定のニュースレターを開始、再購入のきっかけを設計。
3週間後、CVR(購入率)は1.6倍、欠品率は半減、問い合わせは定型化で対応時間が30%短縮。
Aさんはこう言いました。「“売る”より、“回す”が先なんですね。」
【あなたへの“明日やる1手”チェックリスト】
✅ 自社の工程を5つ(販売・集客・提供・決済・サポート)に分解したか
✅ 各工程のオンライン化スイッチを1つずつ決めたか
✅ 前払い/予約などキャッシュフロー改善の仕掛けを入れたか
✅ 1ページ=1テーマで、検索ニーズと商品を1対1に結びつけたか
✅ 週1回の学習サイクル会議(30分)をカレンダー固定したか
【まとめ】要点の再掲
- オンライン起業=主要工程をオンラインで回す起業形態。全部をデジタル化せずともよい。
- 用語は機能で見分ける(オンライン起業=形、EC=販売、D2C=流通設計、SaaS=提供形態)。
- 最小構成で開始→キャッシュフロー重視→週次で改善。これが小さく強い事業をつくる基本線。
最後に。私の信念は、「行列が“文化”に変わる瞬間を、あなたの事業でも。」
あなたの一歩は、小さくていい。けれど、仕組みで着実に強くなる一歩にしましょう。私はいつでも、現場の言葉で伴走します。
何ができる?オンライン起業の代表モデル10選
「自分に合うオンライン起業の形が分からない」。あなたはいま、そう感じていませんか。
主人公は都内のカフェで働くBさん。店は好きだけど、収入は不安定。“オンラインで回るもう一つの収入動線”をつくりたい——でも、選択肢が多すぎる。
そこで私(柳井弘幸)が助言者として登場します。スターバックス時代に学んだのは、モデルの相性が成果を決めるということ。ここからは各モデルを「稼ぎ方・初手・落とし穴」の3点で、物語の小道具として整理し、中盤までに答え(選び方の基準)を明確にします。
先に基準だけ。①在庫や前払いなど“キャッシュフロー有利”か、②再現性ある集客導線(検索/ニュースレター)を持てるか、③自分の強みと日常動線に馴染むか。
この三拍子で選べば、迷いは減ります。
物販:ECサイト/マーケットプレイス/越境EC
- 稼ぎ方:差別化商品を自社ECで売る/マーケットプレイスで需要検証/スモールSKUを越境ECへ。
- 初手:✅SKUは3点まで、✅商品ページは1商品=1キーワードで設計、✅前払い・予約販売を採用。
- 落とし穴:在庫過多・送料赤字・ページの情報過多。
- KPIの目安:CVR2〜4%、平均客単価4,000〜8,000円、リピート率20〜35%。
- Bさんの一歩:コーヒー器具のスターターセット(3点)に絞り、同梱レシピPDFを特典化。CVRが1.5倍に。
デジタルコンテンツ販売:教材・テンプレ・電子書籍
- 稼ぎ方:ノウハウを動画/音声/PDFでパッケージ化。テンプレは使い方動画をセットで価値を高める。
- 初手:✅30分×3本のミニ講座、✅価格は2,000〜9,800円の検証域、✅購入後メール自動化で満足度を底上げ。
- 落とし穴:教材だけで終わらせて関係が切れる。アップセル先(コミュニティ/コーチング)を最初から用意。
- KPI:返金率<3%、受講完了率50%以上、レビュー4.5以上。
- Bさんの一歩:おうちラテ講座を3本構成で販売。購入者の開封率68%、レビュー4.7。
受託型:制作・開発・運用(Web制作、SNS運用、翻訳 等)
- 稼ぎ方:時間を売る代わりに成果物の標準化で粗利を確保。月次運用は収益が安定。
- 初手:✅メニューは3つ(ライト/スタンダード/プロ)、✅成果定義を契約書に明記、✅オンボーディング台本。
- 落とし穴:カスタム受注の連発で炎上。範囲固定と追加費用表で守る。
- KPI:月粗利率40%以上、継続率70%以上、平均単価5万/15万/30万円の三段。
- Bさんの一歩:Instagram運用代行を3パッケージ化。見積り作業が半減。
サブスク/会員制:コミュニティ、定期サービス
- 稼ぎ方:月額課金で継続収益。コンテンツ+イベント+特典の三層設計が定着の鍵。
- 初手:✅価格1,000〜3,000円、✅月2回ライブ配信、✅入会特典の“最初の成功体験”を即時提供。
- 落とし穴:更新疲れ。テンプレ運用(Q&A回・ゲスト回・ワーク回)で回す。
- KPI:チャーン率<5%/月、参加率40%以上、紹介比率10%以上。
- Bさんの一歩:コーヒーの月例研究会を開設、3ヶ月で会員120名に。
広告/アフィリエイト:媒体運営・UGC活用
- 稼ぎ方:検索流入やSNSで記事/動画を伸ばし、広告・アフィで収益化。比較・体験・ランキングは鉄板。
- 初手:✅1テーマ=1サイト、✅検索キーワード起点で構成、✅レビュー方針を明文化。
- 落とし穴:短期トレンド依存。ニュースレターで再訪を作る。
- KPI:RPM1,000〜3,500円、クリック率1〜3%、メール開封率35%以上。
- Bさんの一歩:ハンドドリップ比較メディアを立ち上げ、メール読者1,200名。
クラウドソーシング活用:個人のスキル換金
- 稼ぎ方:執筆・デザイン・翻訳・事務などを案件単位で受注。評価スコアが資産。
- 初手:✅実績サンプル3点、✅納品テンプレ、✅24時間以内の初回レス。
- 落とし穴:単価の消耗戦。“専門×業界”でポジショニング。
- KPI:受注率20%以上、平均時給2,000円→3,500円へ引き上げ目標。
- Bさんの一歩:コーヒー専門ライティングで指名化、単価が1.8倍。
オンラインレッスン:コーチ・講師・スクール
- 稼ぎ方:ライブ+録画のハイブリッド。成果物提出→FBで継続率が上がる。
- 初手:✅体験会(有料1,000円)、✅全3回コース、✅課題テンプレを配布。
- 落とし穴:講義過多・実践不足。宿題→レビューのループで価値を出す。
- KPI:体験→本コース成約率20〜40%、完走率70%以上、満足度4.6以上。
- Bさんの一歩:週末ラテアート教室で体験→本講座の成約率32%。
D2C:自社ブランドの立ち上げ
- 稼ぎ方:製造→直販で粗利を確保。ストーリーと顧客参加が差別化の主役。
- 初手:✅最小ロットでMVP、✅ブランド約束を一文で言語化、✅試飲会(オンライン)で共創。
- 落とし穴:在庫・品質・物流の三重苦。定期便で需要を平準化。
- KPI:粗利55%以上、定期比率30%以上、NPS+30超。
- Bさんの一歩:自家焙煎の“朝の一杯”定期便を開始、解約率4.2%/月で安定。
データ/ノーコード活用:自動化サービス、テンプレ提供
- 稼ぎ方:スプレッドシート+自動化で小さなSaaS/テンプレを提供。一度作って繰り返し売れる。
- 初手:✅1業務=1自動化(在庫通知/請求書)、✅操作マニュアル付き、✅利用者コミュニティ。
- 落とし穴:サポート負荷。FAQ+動画で自己解決率を高める。
- KPI:サブスク継続率85%以上、サポート問い合わせ/ユーザー<0.2/月。
- Bさんの一歩:在庫アラートBotを提供し、月額980円×120社まで成長。
組み合わせ事例:物販×コンテンツ、メディア×EC
- モデルA|物販×コンテンツ
物販の購入障壁を教材やレシピで下げる。購入後の使いこなし体験でリピート率+15pt。 - モデルB|メディア×EC
検索集客→比較記事→自社ECで販売。“比較の透明性”が信頼の源泉。SEO×メールでLTV1.3倍。 - モデルC|受託×ノーコード
運用代行+自動レポートSaaSの抱き合わせ。解約耐性が上がる。
——Bさんはどれを選んだのか。
答えは「現在の強みとキャッシュフローに合うもの」。Bさんは物販×コンテンツから開始し、サブスク定期便へ展開。3ヶ月で月商80万円→140万円、粗利率+8ptを達成しました。
まとめ(要点再掲)
- モデルの選び方は三拍子:キャッシュフロー有利/集客導線の再現性/自分の強みに馴染むか。
- 物販はSKU最小・前払い、コンテンツは小さく売って大きく改善、受託は範囲固定。
- サブスクは三層設計(コンテンツ・イベント・特典)、広告/アフィはメールで再訪。
- ノーコードは一度作って繰り返し売る、D2Cは定期と物語で粘り強く。
- 組み合わせでLTVが伸びる。“売る前に、回す”が合言葉です。
最後に。行列が“文化”に変わる瞬間を、あなたの事業でも。
あなたが選ぶ1モデル目を、私は現場の言葉で伴走します。✅今日の一手は「自分の強み×三拍子」を紙に書き出すこと。そこから始まります。
メリット・デメリット(期待値を誤らない)
主人公は副業でオンライン起業を考えるCさん。SNSでは「すぐ稼げる」声が飛び交うけれど、現場感がわかる情報は少ない。
そこで私(柳井弘幸)は、スターバックス時代の“現場で回す”視点で、バラ色でも悲観でもなく、実務ベースの期待値をお伝えします。まずは良い面と難しい面を同じ温度で並べ、あなたの意思決定をクリアにしましょう。
メリット:低コスト・場所/時間の自由・小さく始めて拡張可
Cさんが一歩を踏み出せたのは、初期コストが低いからでした。必要なのは、商品(または提供価値)、販売ページ、決済、連絡手段。この4点を最小構成でつなげれば、固定費を最小化できます。
- 低コスト
✅ 小さく始めれば、月額1万〜3万円で運用(ドメイン/決済/ツールの基本構成)。
✅ 在庫を持たないモデル(デジタル・受託・予約販売)ならキャッシュフローが軽い。 - 場所/時間の自由
✅ 受注・決済・連絡をオンラインで完結できるため、移動ゼロ。
✅ スキマ時間で回せる工程(メール返信、コンテンツ作成、分析)を作りやすい。 - 小さく始めて拡張可
✅ SKU3つ/サービス3メニュー/記事3本からの立ち上げが可能。
✅ 反応があるところに投資を集中し、段階的に機能追加(サブスク化・自動化)できる。 - データ駆動で学習が速い
✅ アクセス・CVR・LTVなど数字が可視化され、改善の打ち手が見える。
✅ A/Bテストや価格試行を短いサイクルで回せる。
要点:オンライン起業の最大のメリットは「小コスト×検証速度」。失敗のコストが低いから、トライ回数で前に進めます。
デメリット:収益化まで時間・集客難・差別化必須・スキル学習負荷
一方で、Cさんが直面したのは時間の壁でした。“作れば売れる”は幻想。集客と差別化、継続的な学習が欠かせません。
- 収益化まで時間
✅ 目安として、0→初回売上:2〜8週、安定月商(副業10万〜30万円):3〜9ヶ月が一般的レンジ。
✅ 早さの鍵は既存強み×検索需要の一致と継続リリース。 - 集客が難しい
✅ 広告に頼ると赤字学習になりがち。
✅ SEO/ニュースレター/共同企画など再現性ある導線の設計が必要。 - 差別化必須
✅ 商品機能だけでは埋もれる。“誰の・どんな状況に・何分で・どう良くなるか”まで言語化。
✅ 購入後の体験(同梱物・オンボーディング・サポート)で差がつく。 - スキル学習の負荷
✅ 最低限でもライティング・ページ設計・分析・顧客対応が要る。
✅ 自動化は万能ではない。設計が甘いとサポート負荷が跳ね上がる。
要点:難しさの本質は「集客の再現性」と「差別化の言語化」。ここを避けると、時間だけが溶けます。
向いている人/向いていない人のチェックリスト
Cさんは次のチェックに○×をつけ、戦い方を決めました。あなたも3分で自己診断してみましょう。
向いている人
✅ “小さく出して直す”を楽しめる(完璧主義より検証主義)
✅ 週5〜7時間を継続的に投下できる(カレンダー固定ができる)
✅ お客様の声を製品改善に素直に反映できる
✅ 1テーマに絞って発信・商品化を続けられる
✅ 言語化が苦でない(短文でベネフィットを説明できる)
✅ 数字を見て行動を変えられる(CVR、開封率、解約率)
向いていない人(今はやめた方がいい状態)
✅ 短期の一発逆転を期待している
✅ 作るのは好きだが、見せ方や売り場作りに興味がない
✅ 変化や学習に抵抗感が強い(仕様固定で進めたい)
✅ 時間を確保できず、週2時間以下しか割けない
✅ お客様対応がストレスで継続不可
明日やる1手(ワークシート)
- 現在の強みを1行で:誰の・何の・どんな状況を・どう良くする?
- 導線を1本だけ決める:SEO記事1本/既存名簿へのニュースレター/コラボ配信のいずれか。
- 最小プロダクトを定義:商品(orメニュー)3つ以内、価格は検証域(2,000〜9,800円 or 月額1,000〜3,000円)。
- オンボーディングを設計:購入直後の最初の成功体験を10分で提供(チートシート/動画/テンプレ)。
- 週次レビューを固定:金曜30分でCVR・開封率・解約率を確認し、翌週の1改善を決める。
まとめ(要点再掲)
メリットは「低コスト・自由度・小さく始めて拡張可・学習が速い」。
デメリットは「収益化まで時間・集客の再現性・差別化の言語化・学習負荷」。
判断基準は「キャッシュフロー有利」「集客導線の再現性」「自分の強みとの一致」。
次の一歩は、導線1本と最小プロダクトを決め、週次で学習サイクルを回すこと。
行列が“文化”に変わる瞬間を、あなたの事業でも。私はいつでも、現場の言葉で伴走します。✅今日は上のチェックに○×をつけ、導線1本を選ぶところから始めましょう。
はじめ方5ステップ(最短ルート)
主人公は会社員のDさん。コーヒーと文章が好きで、「オンラインで月5万円の第二の柱」を作りたい。けれど、何から手をつければいいのか分からない——。
そこで私(柳井弘幸)が助言者として登場します。スターバックス時代に培った“現場で回る”設計で、迷いを削っていきましょう。先に答えを言います。
小さく出す→早く学ぶ→数字で直す。 この順番で動けば、最短ルートになります。
ステップ1:テーマ選定(市場×強み×継続可能性の交差点)
まずは何を誰に提供するか。ここを外すと全部が重くなります。Dさんと一緒に3つの円の交差点を探しました。
- 市場(検索/需要)
✅ 月間検索1000件以上のテーマ or 既に顧客名簿50人以上 - 強み(実績/経験/情熱)
✅ 人から頼まれがちなこと・過去に成果物があること - 継続可能性(時間/資源/好奇心)
✅ 週5〜7時間を半年継続できること
ワーク
✅ 「誰の」「どんな状況を」「何分で」「どう良くするか」を1行で言語化
例:「在宅ワーカー向けに、15分で淹れられる“集中力アップ”コーヒー習慣を設計」
落とし穴
・「全部の人に」→誰にも刺さらない
・趣味だけで選ぶ→需要の裏取り不足
→ 検索ニーズ/過去の相談件数/既存名簿の反応で市場の証拠を置くのがコツ。
ステップ2:ビジネスモデル/収益ポイントの設計(単発/継続)
ここではキャッシュフローを先に整えます。単発×継続の2階建てが基本。
- 単発(初速)
✅ デジタル教材(2,000〜9,800円)
✅ 単発コーチング/体験会(3,000〜15,000円) - 継続(安定)
✅ 月額コミュニティ/定期便(1,000〜3,000円)
✅ 運用代行(ライト/標準/プロの3段階)
設計の型
- フロント:お試し(低リスク)
- ミドル:主要価値(標準プラン)
- バック:継続/定期(収益の土台)
価格は“検証域”で開始し、レビューと完了率に応じて調整。
落とし穴:高機能に寄せすぎる→提供が回らない。約束を一文で言える範囲に絞る。
ステップ3:最小プロダクト(MVP)作成—ノーコード/既存プラットフォーム活用
“売り場を作ってから装飾”が順序。ノーコードと既存プラットフォームで1週間以内に公開します。
- 必須4点セット
✅ 販売ページ(1ページ=1テーマ、ベネフィット→内容→価格→FAQ→CTA)
✅ 決済(オンライン前払い)
✅ 納品/提供(PDF/動画/予約カレンダー)
✅ 連絡導線(メール/チャット/自動返信) - ノーコードの使いどころ
✅ フォーム+決済で先に受注可
✅ カレンダー連携で日程自動確定
✅ 自動メールでオンボーディング - MVPチェック
✅ 初回ユーザーが10分で最初の成功体験を得られるか
✅ 代替案より何が早く・楽で・安心かが伝わるか
落とし穴:完璧主義。画像1枚・動画3本・FAQ10問で十分です。
ステップ4:集客の初期戦略(検索/広告/SNS/コミュニティ/提携)
1チャネルに集中→手応えが出たら拡張が鉄則。DさんはSEO×ニュースレターを主軸に。
- 検索(SEO)
✅ 1記事=1キーワードで3本だけ作成
✅ 構成は課題→解決→事例→CTA - 広告(検証用に少額)
✅ 見込み客の“お試し”CTAのみ配信(1日1,000円以内) - SNS
✅ 日次の短文発信で“製作過程”を共有(信頼の蓄積) - コミュニティ
✅ 参加コミュニティで共同企画(ライブ/レビュー交換) - 提携
✅ 相互補完の個人/小規模事業とバンドル販売
初期のKPI
✅ ニュースレター登録率:1.5〜3.0%
✅ 体験会→本コース成約率:20〜40%
✅ 3本記事の検索流入:月500〜1,500PV
落とし穴:チャネルを増やしすぎる。“深さ>広さ”で勝ち筋を掴む。
ステップ5:計測と改善(CVR・LTV・CAC指標の見方)
数字は味方です。毎週30分、同じ指標を同じ順序で確認します。
- 基本指標の定義
✅ CVR(購入率)=購入数 ÷ ランディングページ訪問数
✅ AOV(平均客単価)=売上 ÷ 注文数
✅ LTV(顧客生涯価値)=平均粗利 × 購入回数合計
✅ CAC(顧客獲得コスト)=集客費用 ÷ 新規顧客数
✅ チャーン率(サブスク解約率)=当月解約 ÷ 期初会員 - 週次レビューの順番
- 流入(PV/登録)→ 2) CVR → 3) AOV → 4) リピート/チャーン → 5) 学び
- 改善の打ち手(1回に1つだけ)
✅ ヒーロー見出しを「誰の・何が・何分で・どう良くなる」に言い換え
✅ CTAを1種類に統一(迷わせない)
✅ 購入直後の体験を強化(チートシート/短縮動画/テンプレ)
✅ 価格A/B(±10〜20%)で弾力性を確認
✅ メールオンボーディングの1通目に“5分の成功体験”を付与
ミニ事例(Dさんの3週間)
・週1:MVP公開、体験会1,000円を開始 → 登録率2.1%
・週2:LPの見出しを「在宅ワーカー向け/15分で集中力UP」に変更 → CVR+0.6pt
・週3:購入直後に“朝の一杯レシピPDF”を追加 → 口コミ増、ニュースレター登録+35%
結果、体験会→本講座成約32%、月商は0→初月12万円へ。
まとめ(要点再掲)
- ステップ1:テーマは市場×強み×継続の交差点。
- ステップ2:単発×継続でキャッシュフローを先に設計。
- ステップ3:MVPは必須4点(販売/決済/提供/連絡)を1週間で公開。
- ステップ4:1チャネル集中で勝ち筋を掴む(SEO×ニュースレターは相性◎)。
- ステップ5:CVR・LTV・CACを同じ順番で週次点検、1改善/週で進める。
最後に。
あなたの一歩は小さくていい。ただし、設計→公開→学習のループさえ回れば、必ず前に進みます。行列が“文化”に変わる瞬間を、あなたの事業でも。
✅ 今日の宿題:「1行コンセプト」と「MVPの必須4点」をメモに書き出し、カレンダーに公開日を入れる。そこがスタートラインです。
必要な準備・ツール・初期費用
主人公はEさん。オンラインで月5〜10万円の柱を作ろうと決めたものの、「手続き・ツール・費用」が霧の中。
そこで私(柳井弘幸)が伴走します。“売る”より先に“回す”。必要最低限の準備だけで、1〜2週間で売り場を公開する道筋を示します。
結論から。初期は“最小構成×固定費ミニマム”で十分です。ドメイン・簡易サイト/LP・オンライン決済・メール導線。まずはここまで。
事業形態と手続き:開業届・青色申告・屋号
Eさんの第一歩は書類を味方にすること。難しそうに見えて、流れはシンプルです。
- 個人事業主として開始(標準)
✅ 開業届を提出(屋号は任意。後から変更も可)
✅ 青色申告を選択すると控除や損失繰越が使える
✅ インボイス制度に該当する取引が多いなら、適格請求書発行事業者の登録を検討
✅ 銀行口座は事業用を分ける(家計と混在させない) - 屋号の決め方(最短)
✅ 誰のための何かが一読で分かる
✅ 読みやすい・検索しやすい(難読回避)
✅ ドメインの空きがあるかを確認 - 初期費用の目安(個人事業・ミニマム)
✅ 登記なしで開始:0円(届出中心)
✅ 会計/請求ツール(月額):0〜2,000円
✅ 税務は年1の確定申告を前提に、記録は毎週10分で積み上げる
✅ ポイント:最初から法人化や高度な会計は不要。資金の見える化と領収書の一元管理だけ整えれば回り始めます。
※法務・税務の最終判断は専門家へ。ここでは実務の道筋を示しています。
決済・EC・予約・会員管理などの主要SaaS比較
「どのツールを選べば…」で止まらないよう、“用途×規模”で選ぶ表をEさんに渡しました。ブランド名ではなく機能要件で比較します。
用途 | 立ち上げ速度 | 月額イメージ | 強み | 向く規模/モデル | 初手のチェック |
---|---|---|---|---|---|
オンライン決済(単発) | 速い | 0〜3,000円 | 請求リンク/埋め込みボタン | 体験会・単発教材 | ✅手数料率 ✅入金サイト ✅返金可否 |
サブスク/会員課金 | 速い | 0〜5,000円 | 定期課金/会員権限 | コミュニティ/定期便 | ✅失敗時リトライ ✅会員段階設定 |
簡易EC(デジタル/物販) | 速い | 0〜5,000円 | 在庫/ダウンロード納品 | 物販×小SKU/教材販売 | ✅送料/税計算 ✅DL制限 |
予約/スケジューラー | 速い | 0〜3,000円 | 日程自動確定/決済同時 | レッスン/コーチ | ✅カレンダー連携 ✅リマインド |
会員サイト/コミュニティ | 中 | 0〜6,000円 | 限定コンテンツ/掲示板 | 継続学習/サロン | ✅アクセス権限 ✅通知 |
メール/オートメーション | 中 | 0〜3,000円 | メール配信/ステップ | ニュースレター | ✅到達率 ✅セグメント |
フォーム/チェックアウト | 速い | 0〜2,000円 | 申込→決済まで一気通貫 | MVP/検証期 | ✅アップセル ✅カスタム項目 |
✅ 選び方のコツ
- 今月売る商品の決済方式を先に決める(単発/定期)。
- 1工程=1ツールで始める(乗り換え前提)。
- 日本語サポートと税・送料設定の相性を確認。
ドメイン/サイト/LP/決済の基本構成(テンプレ付き)
“売り場”は4点セットで最短構成。Eさんには1ページ完結のLPから始めてもらいました。
- 基本構成(最短ルート)
✅ ドメイン:屋号と整合(.com/.jpなど覚えやすく)
✅ サイト/LP:1ページ=1テーマで課題→解決→証拠→CTA
✅ 決済:前払い・返金方針を明記
✅ メール導線:自動返信+ニュースレター登録 - LPテンプレ(コピペで骨組み)
- ヒーロー:誰の・何が・何分で・どう良くなる
例:「在宅ワーカー向け|15分で集中力が戻る朝一杯コーヒー習慣」 - 共感:今の困りごとを短文で可視化
- 解決策の約束:得られるベネフィットを箇条書き3つ
- 内容:提供物/所要時間/受講・利用方法
- 証拠:お客様の声(匿名可)/簡易データ/ビフォーアフター
- 価格:税込表記/返金条件/定期の有無
- FAQ:10問(支払い/キャンセル/サポート/必要ツール)
- CTA:ボタンは1種類、文言は動詞+成果(例:「今すぐ体験を予約する」)
- 事業者情報:特商法表記/プライバシーポリシー/問い合わせ
- ヒーロー:誰の・何が・何分で・どう良くなる
- 初期費用の現実値(ミニマム)
✅ ドメイン:1,000〜3,000円/年
✅ LP/サイト:0〜2,000円/月(テンプレ利用)
✅ 決済手数料:3〜4%前後(都度)
✅ メール/フォーム:0〜1,500円/月
→ 合計の月額固定費:1万〜3万円で十分スタート可
✅ 公開までのチェック
- モバイル表示で1画面目で伝わるか
- CTAが1つに絞れているか
- 購入直後の“最初の成功体験”(5〜10分)が用意されているか
セキュリティ・プライバシー・コンプライアンスの基礎
“信頼の土台”はここ。難解にしない。「集める→守る→伝える」を徹底します。
- 集める(ミニマム収集)
✅ 取得目的を明確化(購入対応/サポート等)
✅ 不要な個人情報は集めない(最小限) - 守る(技術と手順)
✅ HTTPS(SSL)を必須に
✅ 管理画面は二要素認証、パスワードは共有しない
✅ 顧客データは権限分離と定期バックアップ
✅ 外部SaaSとの連携は最小権限 - 伝える(透明性)
✅ プライバシーポリシー:収集項目/目的/保管期間/第三者提供/問い合わせ窓口
✅ クッキー通知:分析・広告の利用有無を案内
✅ 特定商取引法に基づく表記:事業者名/所在地/連絡先/販売価格/返品・キャンセル/役務提供時期 など
✅ 利用規約:禁止事項/免責/著作権/再配布の扱い
✅ 表示の一貫性:価格は税込、送料・手数料の条件を明記 - 決済・返金の安心設計
✅ 返金ポリシーの条件と期限を明文化
✅ 定期課金は解約導線を2クリック以内
✅ レシート/請求書を自動送付 - 著作権・商標の注意
✅ 教材・画像・テンプレは自作または適法ライセンス
✅ 屋号・商品名は類似商標の検索で衝突回避
✅ ミニ監査リスト(15分)
- プライバシーポリシー/特商法表記はフッター常設か
- 二要素認証はONか
- 解約・返金の記載は購入前に見えるか
- データの権限・バックアップは設定済みか
――Eさんはこの設計で、1週間でLP公開→翌週に初回売上を獲得。固定費は月1.6万円に収まり、問い合わせ対応はテンプレで30%短縮。
彼/彼女が実感したのは、「完璧より、公開」でした。
要点の再掲
- 手続きは個人事業から。開業届→青色申告→必要に応じてインボイス。口座分離が効く。
- ツールは“用途×規模”で選ぶ。1工程=1ツールで最小構成。
- 売り場はドメイン/LP/決済/メールの4点で公開。LPテンプレを流用してスピード優先。
- 信頼は透明性×二要素認証×特商法/プライバシーで担保。返金・解約の明記で摩擦を減らす。
最後に。行列が“文化”に変わる瞬間を、あなたの事業でも。
✅ 今日の一手:ドメイン検索→LP骨組み→決済リンクの順で、公開日のカレンダー予約を入れましょう。私が現場の言葉で伴走します。
法務・規約・税務の必須チェック
主人公はオンライン起業を始めるFさん。LPはできた。決済もつないだ。けれど、「法務・規約・税務が不安」で公開ボタンが押せない。
そこで私(柳井弘幸)が伴走します。“売る前に、適法に回す”。まずは何を、どこまで整えれば明日公開できるかに絞って整理します。
結論から。✅表示の透明性(特商法)、✅誇大防止(景表法)、✅個情法のミニマム運用、✅インボイス/消費税の初期判断。この4本柱を押さえれば怖くないです。
特定商取引法/資金決済法/景表法/個人情報保護の要点
まずは「表示・広告・データ」の3点を最短で。
1) 特定商取引法(通信販売の表示)
- LPや最終確認画面で事業者名・住所・電話・販売価格・支払時期/方法・引渡時期・返品/キャンセル条件・送料/手数料などを明確に表示。最終確認画面では申込内容を容易に確認・訂正できる設計が必須です。✅「特商法表示」をフッター常設。 ノートラブル+1
- 誇大・優良誤認の表示は禁止。実際より有利に見せる表現は避けます。 ノートラブル
2) 景品表示法(広告の適正化)
- 「著しく事実と異なる」「実際より著しく優良/有利に見せる」表示は禁止。価格比較・体験談・ランキングは根拠の保管が鍵。改正により裏付け資料の開示要請等が強化されています。✅レビューは出典/条件を明記。 キャッシュレス決済推進協議会+1
3) 個人情報保護法(最小収集&適正管理)
- 取得目的の明示・最小収集・第三者提供/委託の管理・安全管理措置・開示等の手続が基本。クッキー等の識別子はポリシーで用途とオプトアウトを明示。管理画面は二要素認証に。 警察庁+1
4) 資金決済法(プリペイド/サブスクの注意)
- 前払式支払手段(チャージ型・回数券等)を発行する場合は、残高管理・表示義務・場合により登録/届出等の規制対象になり得ます。まずは都度課金/定期課金(課金都度提供)で開始し、前払残高を持たない設計が安全。 金融庁+1
✅現場チェック(15分)
- フッターに「特商法表示/プライバシー/利用規約/お問い合わせ」を常設できているか
- 最終確認画面で注文内容の修正ができるか
- 広告文に実績・効果の根拠(証拠)を保管しているか
- 個人情報は必要最小限か、委託先(メール配信等)の契約はあるか
利用規約・プライバシーポリシーの骨子
Fさんがつまずいたのは文書化でした。完璧主義は不要。「誤解を防ぎ、問い合わせを減らす設計」に徹します。
利用規約(骨子)
- 適用範囲/定義:対象サービス・会員の定義
- アカウント/会員:登録、解約、禁止行為(転載・迷惑行為・不正アクセス等)
- 料金/支払/返金:価格、請求タイミング、返品・中途解約・返金の条件(定期は更新/解約期限を明記)
- 提供/知的財産:提供物の使用範囲、二次利用の可否、著作権表示
- 免責/保証の否認:成果保証はしない、適法範囲の責任限定
- 利用停止/契約解除:違反時措置、再開条件
- 準拠法/裁判管轄/改定:改定通知方法、発効日
プライバシーポリシー(骨子)
- 取得する情報(氏名・連絡先・決済関連の扱い/クッキー等)
- 利用目的(販売・サポート・通知・分析・不正防止)
- 第三者提供/委託(決済/メール配信/分析事業者と委託契約の有無)
- 安全管理措置(アクセス制御、二要素、暗号化、ログ)
- 開示・訂正・利用停止の手続
- 保管期間/削除方針
- 国外移転があればその旨
- 問い合わせ窓口
- 改定と告知方法
✅文面は短く具体的に。価格は税込、解約導線は2クリック以内、返金条件は購入前に見える位置で。FAQ10問を併設すると問い合わせが3割減ります(体感値)。
インボイス/消費税/海外売上(越境)時の留意点
1) インボイス(適格請求書)
- BtoBを含む取引で仕入税額控除の前提となるため、適格請求書発行事業者の登録と、請求書への登録番号・税率・税額等の記載を整備。免税事業者は取引先の要請を踏まえ選択を検討。 国税庁+1
2) 国内の消費税:電子提供/デジタル
- 電子書籍・動画・オンライン講座等の「電気通信利用役務」は、国内向けなら国内外からの提供いずれも課税対象。提供先が国内の者かで内外判定されます。B2Bの海外仕入はリバースチャージの論点あり。 国税庁
3) 越境(海外向け販売)の基本線
- デジタル提供(B2C)を海外へ行う場合、日本の制度見直し(プラットフォーム課税等)や各国のVAT/GST登録が絡むことがあります。まずは販売先国の税制とプラットフォームの代行スキームを事前確認。 国税庁+1
4) 物販の越境EC
- 日本の消費税は輸出免税の論点、相手国では関税/VAT。初期はプラットフォームの税計算機能と発送業者の通関サポートを使い、返品・再発送の費用負担を規約に明記。
✅税務の明日やる1手
- 取引タイプを「国内/越境 × 物販/デジタル/役務」で区分
- 各区分に課税/非課税/免税/リバースチャージのメモ
- 請求書テンプレに登録番号・税率別内訳を追加(インボイス)
公開前10分チェック(保存版)
✅ フッター:特商法表示/規約/プライバシー/問い合わせ
✅ 最終確認画面:金額・回数・送料・解約条件が修正可能な形で明示
✅ 広告:根拠のない断定表現を削除(景表法)
✅ データ:二要素認証、不要情報の収集停止(個情法)
✅ 請求書:登録番号・税率別/税額(インボイス)
重要:本記事は実務の初期判断の道筋を示すものです。個別事情(商材/スキーム/国境)で結論が変わるため、最終確認は専門家へ。
それでも、今日あなたができるのは「表示の透明性」「最小収集」「請求書の整備」。ここまで整えば、公開ボタンを押せます。
行列が“文化”に変わる瞬間を、あなたの事業でも。私が現場の言葉で伴走します。✅まずはフッター整備→最終確認画面→請求書テンプレの順で仕上げましょう。
集客設計:ゼロ→1の動線づくり
主人公はGさん。商品はあるのに、見に来る人がいない。SNSで発信しても反応はまばら。
そこで私(柳井弘幸)が伝えたのは、「導線は一本ずつ、深く」という原則です。ゼロ→1は量より設計。この章では、検索→SNS→広告→口コミを一本の川にして流れを作ります。先に答えを言えば、入口の“検索とショート動画”+出口の“ニュースレターとレビュー”。ここをつなげば動き出します。
検索(SEO/コンテンツ)の初期戦略—小規模でも勝てる切り口
Gさんには“小規模でも戦える3つの切り口”を渡しました。
- 状態×目的×制約のロングテール
例:
- 「在宅ワーカー 向け コーヒー 集中 15分」
- 「初心者 ラテアート 失敗しない ミルク温度」
✅ 1記事=1悩みで、課題→解決→小道具(テンプレ/動画)→CTAの順に。
- 比較・選び方の透明性
例:「ドリッパー 比較 3選|用途別」。評価軸を先に公開(価格/味/片付けやすさ)。
✅ ランキングは根拠(テスト条件・写真)を明示。 - “使いこなし”型コンテンツ
購入後の体験を先出し。「在宅×朝一杯ルーティン」「週末のまとめ焙煎」。
✅ 同梱PDFやチェックリストを記事末で配布→メール登録へ。
初期KPI目安
✅ 3本公開で月500〜1,500PV、LP遷移率 8〜15%、登録率 1.5〜3.0%。
落とし穴:網羅記事から始めて燃え尽きる。ニッチ×高温度の悩みから。
記事テンプレ(見出し骨子)
- 読者の状況(2〜3行で代弁)
- 結論(先出し)
- 手順(3〜5ステップ)
- 失敗例と回避
- 小道具(テンプレ/動画/表)
- 事例(数字つき)
- CTA(体験/ニュースレター)
SNS:ショート動画・ライブ・UGCの使い分け
Gさんが最初に伸ばしたのはショート動画でした。制作時間が短く、試行回数が稼げるからです。
- ショート動画(発火)
目的:気づき→プロフィール遷移
ネタ型:①ビフォー/アフター ②3ステップHowTo ③あるある失敗→正解
尺:15–30秒。最初の1.5秒で結論。
CTA:「固定ツイート/固定投稿のリンクへ」一本化。 - ライブ(関係化)
目的:疑問解消→体験会や定期便へ
台本:オープニング→ケース2つ→Q&A→CTA
週1回30分で十分。アーカイブは限定公開して入会特典にも使う。 - UGC(信頼化)
目的:第三者の声で安心
仕掛け:購入直後メールに「5分で書けるレビュー・ひな形」を同梱。
報酬は抽選の体験会招待など軽い特典でOK。
日次の運用テンポ(30分)
✅ ショート1本(撮影→字幕→投稿)
✅ 過去ポスト再掲1本(テキスト)
✅ 1返信スレッド(見込み客と会話)
→ 週末にライブで回収。
有料広告の基本(少額テスト→スケール)
広告は“スケールのための拡大鏡”。ゼロ→1の段階では検証コストの上限を決めて小さく回します。
少額テスト(7日間)
- 目的:オファーの適合性の判定(LPではなくオファーを見る)
- 予算:1,000円/日 × 7日
- クリエイティブ:3本(痛み訴求/時短ベネフィット/ビフォーアフター)
- オーディエンス:①キーワード/興味関心 ②類似 ③地域×属性(各1)
- 目標:CPC・CTR・登録率の相対比較で勝ち筋を選ぶ
スケール基準
✅ CAC ≤ LTVの1/3(例:LTV9,000円ならCAC上限3,000円)
✅ 登録→体験→本商品の各CVRが、20%→30%→20%を概ね確保
→ 基準を満たした1組合せだけに予算を集中。
落とし穴
- 早期にセグメントを細かくしすぎて学習が進まない
- 多すぎるCTAで迷わせる(広告→体験会or無料テンプレのどちらかに一本化)
口コミ/レビュー設計とリピート導線(LTV向上)
最後はLTVの土台。“購入直後の5分”をデザインすれば、リピートは増えます。
購入直後の体験(オンボーディング)
✅ 5分でできる成功体験を同梱(例:朝の一杯レシピPDF、スターター動画3本)
✅ 到着前メールに「使い始めの3ステップ」
✅ 初回ライブ招待リンクを自動送付
レビュー取得の動線
- 納品メール+レビューひな形(3設問:購入理由/使い方/良かった点)
- 画像添付歓迎と明記(UGC化)
- 1週間後、フォローアップで活用例を紹介→追レビュー依頼
リピート/定期への橋渡し
- 7日目:使いこなしメール(FAQ・失敗回避)
- 14日目:関連商品/上位プランの提案(顧客の状況起点で)
- 21日目:コミュニティ/定期便の招待(解約は2クリック)
LTV設計のKPI
✅ 初回→2回目購入率:25–40%
✅ レビュー獲得率:15–30%
✅ 定期の月次チャーン:<5%
✅ ニュースレター開封率:35–55%
ミニ事例(Gさんの30日)
- Day1:ショート動画開始、固定投稿から無料テンプレ配布(登録率2.3%)
- Day7:広告少額テストで痛み訴求が勝ち。LP見出しを統一→CVR+0.8pt
- Day14:購入直後の5分PDF導入→レビュー率18%
- Day30:ライブ×UGCで定期便に17%が移行、月LTV 8,400円まで伸長
まとめ(要点再掲)
- SEOはロングテールד使いこなし”で3本から。小道具→メール登録へ。
- SNSはショートで発火→ライブで関係化→UGCで信頼。
- 広告はオファー検証の道具。CAC≤LTV/3を基準に一点集中。
- 口コミ/リピートは購入直後の5分設計が勝負。レビューひな形と定期の橋渡しでLTVを伸ばす。
行列が“文化”に変わる瞬間を、あなたの事業でも。✅今日の一手は、ショート1本→無料テンプレ→ニュースレターの導線づくり。私が現場の言葉で伴走します。
価格戦略とオファー設計
主人公はHさん。商品はできたのに、価格とオファーで迷子になって公開が止まっている。
そこで私(柳井弘幸)が伝えたのは、「価格は最後の飾りではなく、体験設計そのもの」という視点。スターバックス時代も、価格は単なる数字ではなく“選びやすさと再訪の導線”だった。
先に答えを言うと、ベンチマーク→価値ベース→テストの順で決め、単発/継続/ハイブリッドでキャッシュフローを整え、保証と特典で摩擦を下げる。これでHさんは踏み出せる。
ベンチマーク→価値ベース→テストの順で決める
Hさんと最初にやったのは、市場の温度を知ること。次に自社の価値を言語化。最後に数字で確かめる。
STEP1|ベンチマーク(市場相場の把握)
- ✅ 同カテゴリの価格を3階層(ロー/ミドル/プレミアム)で収集
- ✅ 価格だけでなく提供物・所要時間・サポート範囲を並べる
- ✅ 相場の中心±20%が最初の安全域
STEP2|価値ベース(顧客が得る価値から逆算)
- ✅ 顧客の望む結果を1行化(例:在宅3時間の集中力を取り戻す)
- ✅ 代替手段の時間/コストを見積る(比較軸:短縮時間・失敗回避・安心)
- ✅ 価値の内訳を“成果物・時短・安心・物語”の4つに分配し、価格の根拠文を作る
例:「朝15分のルーティン設計で、集中の立ち上がり時間を平均20分短縮。1ヶ月で約600分の余剰を創出」
STEP3|テスト(小さく検証)
- ✅ A/B価格テスト(±10〜20%)
- ✅ パッケージテスト(サポート有/無、納品速度、特典の違い)
- ✅ 7〜14日でCVR・AOV・返金率の差を見る
- ✅ 目安:CVR低下が10%以内で単価+10%なら、売上総額は増える可能性大
要点:「相場」→「価値」→「検証」。順番を守るほど、迷いが消えます。
単発/継続/ハイブリッドの料金設計
価格は売上の式(客数×単価×回数)に直結します。Hさんにはキャッシュフローが安定する三層を提案。
単発(初速を作る)
- 目的:初回体験のハードルを下げる
- 例:教材2,000〜9,800円/体験会1,000〜5,000円
- 設計:1ページ=1オファー、納品は即時、次の導線を必ず同梱
継続(安定を作る)
- 目的:毎月の基礎売上
- 例:コミュニティ/定期便1,000〜3,000円、運用代行ライト5万円/月〜
- 設計:三層コンテンツ(定例ライブ・テンプレ配布・Q&A)で継続率↑
ハイブリッド(伸び代を作る)
- 目的:単発→継続の橋渡し
- 例:単発講座+30日伴走、スターターセット+定期補充
- 設計:購入直後の5分で成功体験→14日目に継続提案
料金テーブル(例:コーヒー×在宅生産性)
層 | オファー | 価格帯 | 目的 | 次の導線 |
---|---|---|---|---|
単発 | 朝の一杯レシピPDF+動画3本 | 2,400円 | 初回体験 | 30日伴走へ |
ハイブリッド | 30日伴走(週1ライブ+テンプレ) | 6,800円 | 成功体験の定着 | 月額コミュへ |
継続 | 月例コミュ(研究会+Q&A) | 1,480円/月 | 安定収益/LTV | 上位プランへ |
✅ KPIの目安:体験→ハイブリッド20〜40%、ハイブリッド→継続15〜30%、継続の月次チャーン<5%。
返金保証・無料体験・特典の設計指針
保証や特典は摩擦を下げるレバーですが、乱用すると赤字学習になります。Hさんには線引きを伝えました。
返金保証(“適切な強さ”が肝)
- ✅ 目的:購入の不安の正体(品質/操作/相性)に対処
- ✅ 形式:条件付き・短期が基本(例:7日以内/初回ライブ参加+課題提出で対象)
- ✅ 文言:「合わなかったら、遠慮なく」—安心を前面に
- ✅ 監視:返金率3%超で原因特定(誤認を生むコピー/期待値のズレ)
無料体験(“試す価値”を提供)
- ✅ 目的:体験価値の可視化(成果の先出し)
- ✅ 形式:機能/期間を限定(例:体験会30分/教材の第1章のみ)
- ✅ 設計:体験内に小さな成功体験(5〜10分)を必ず入れる
- ✅ 移行:体験後24時間以内に“次の一歩”のオファー(期限/特典つき)
特典(迷わない意思決定)
- ✅ 種類:スタートガイド・テンプレ・チェックリストなど“使い始め”特化
- ✅ 数:最大3つまで(選択肢過多は逆効果)
- ✅ 価値:本体の補完に限定(本体の代替はNG)
- ✅ 期限:初回購入/初月継続に紐づけ、行動期限を明確化
オファー骨子テンプレ(コピペOK)
- 誰のどんな状況が何分でどう良くなるか
- 得られる成果(数字)と失敗回避
- 含まれるもの(箇条書き3つ)
- 保証/体験(条件・期限)
- 価格(税込・分割/定期の有無)
- 締切(日時・人数)
- CTA(動詞+成果:例「いま予約して、朝の一杯を変える」)
ミニ事例(Hさんの2週間)
- Week1:相場調査→2,400円に設定、7日条件付き返金を導入
- Week2:ハイブリッド(6,800円)を追加、購入直後に5分レシピPDF
結果:CVR+0.9pt、AOV+22%、返金率1.2%で安定。継続移行率18%に到達。
まとめ(要点再掲)
- 価格は「相場→価値→テスト」の順で決める。根拠文を必ず用意。
- 単発/継続/ハイブリッドの三層で、初速×安定×伸び代を同時に設計。
- 返金・体験・特典は摩擦を下げる道具。条件・期限・小さな成功体験をセットで。
- 週次でCVR・AOV・返金率・移行率を見て、1改善/週を続ければ、価格は“回る”ようになります。
行列が“文化”に変わる瞬間を、あなたの事業でも。✅今日の一手は、オファー骨子テンプレに書き込み、A/B価格(±10%)を設定すること。私が現場の言葉で伴走します。
失敗パターンと回避策
主人公はIさん。半年かけて完璧な教材とECを作ったのに、売上は静か。SNSの規約変更で広告も止まり、梱包や問い合わせで毎晩ヘトヘト。
そこで私(柳井弘幸)は伝えました。「勝ち筋は作る前に見つける。運用は“人”でなく“仕組み”で回す。」
この章では3つの落とし穴をストーリーで分解し、現場で使える回避策を提示します。先に答えを言えば、売れてから作る→チャネルを二重化→作業を標準化です。
「作ってから売る」ではなく「売れてから作る」
Iさんの最初の誤算は、完成度=売上だと思い込んだこと。現実は逆です。需要の証拠→最小提供→改善の順で回します。
失敗あるある
- 完成まで3ヶ月、公開はゼロ
- 仕様が増え、価値の一文が言えなくなる
- 値付けが最後で、根拠がない
回避策(7日間MVPリリース計画)
✅ Day1:1行コンセプト(誰に/何を/何分で/どう良くなる)
✅ Day2:販売ページ1枚(ベネフィット→内容→FAQ→CTA)
✅ Day3:決済リンクと自動返信、返金条件は短期・明確
✅ Day4:試供版(動画3本orPDF10ページ)を先出し
✅ Day5:体験会(30分/有料1,000円)を告知
✅ Day6:レビューひな形を用意し、体験直後に回収
✅ Day7:価格A/B(±10%)とCTA文言を小テスト
合格ライン(どれか2つでGO)
✅ 体験会の申込率1.5%超
✅ 試供版からの購入率3%超
✅ 返金率<3%、レビュー平均4.5以上
→ 到達した要素を深掘りして作り込む。逆は捨てる勇気。
物語の小道具(Iさんの結果)
試供版を先に出し、体験→本講座の成約28%。完成まで3ヶ月かける予定が、2週間で初回売上に。
集客チャネル依存・規約変更リスクのヘッジ
二つ目の落とし穴は単一チャネル依存。アルゴリズムや規約は変わります。「入口は2本、関係維持はメール」が鉄板です。
失敗あるある
- SNSの露出に全振り
- プラットフォームの規約/手数料変更で一夜にして赤字
- 名簿がなく、再訪の導線がゼロ
回避策(二重化の設計図)
✅ 入口A:検索(ロングテール3記事)
✅ 入口B:ショート動画(15〜30秒/毎日1本)
✅ 関係維持:ニュースレター(週1/固定フォーマット)
✅ 土台:自社LP+決済リンク(規約に左右されにくい)
✅ バックアップ:提携/共同企画(月1回の相互送客)
運用テンプレ(ニュースレター5ブロック)
- 今週の学び(3行)
- ミニHowTo(3ステップ)
- 事例/失敗談(数字付き)
- 今週のオファー(CTAは1つ)
- 次回予告(期待形成)
監視メトリクス
✅ 登録率1.5〜3.0%、開封35〜55%、解除<1.5%
✅ 入口A/Bの流入比50:50±20%を目安に偏りを防ぐ
備え(規約変更時の行動順)
- 自社LP/メールに誘導先を即時統一
- 90日分の発信台本を再編集して他チャネルへ移植
- 共同企画で露出を埋める(ライブ・レビュー交換)
スケール阻害:属人化/在庫/オペレーションの詰まり解消
三つ目の落とし穴は自分しかできない運用。“人→手順→自動化”の順で軽くします。
属人化の外し方(標準化→委譲)
- SOP(標準手順)は1タスク7行以内で
✅ 目的/トリガー/チェックリスト/完了条件 - テンプレ化
✅ 返信テンプレ20本/レビュー依頼ひな形/クレーム一次対応文 - 委譲の順序
① 梱包・事務 → ② クリエイティブの一部 → ③ 顧客対応の一次
在庫の詰まり(物販)
- SKUは3→5→8の順で拡張
- 予約販売/前払いでキャッシュフローを安定
- 週2出荷に集約、追跡番号の自動通知
- 欠品シグナル:在庫回転<0.8になったら発注停止、>1.5で増産判断
運用の詰まり(デジタル/サブスク)
- コンテンツ三層:定例ライブ/テンプレ配布/Q&Aで回す
- 解約率<5%/月を維持するため、購入直後5分の成功体験を必須化
- 問い合わせ削減:FAQ10問+動画3本で自己解決率60%を目標
ダッシュボード(週次30分)
✅ CVR→AOV→LTV→CAC→チャーンの順で確認
✅ 1改善/週:ヒーロー見出し、CTA統一、価格±10%、オンボーディング強化のいずれか
小さな事例(Iさんの4週間)
- 週1:SOP化で返信時間−35%
- 週2:予約販売に切替え、在庫回転1.6倍
- 週3:ニュースレター開始で再訪+42%
- 週4:オンボーディング強化で解約率4.3%/月
まとめ(要点再掲)
- 作る前に売る:試供版→体験→購入の順で需要の証拠を取る。
- チャネルは二重化:検索×ショート動画+メールで関係を保持。
- スケールは仕組み:SOP→テンプレ→委譲→自動化。購入直後5分がLTVの要。
行列が“文化”に変わる瞬間を、あなたの事業でも。
✅ 今日の一手:1行コンセプト→試供版→体験会の告知をカレンダーに入れる。SOP7行を1本だけ書き、ニュースレター雛形を用意しましょう。私が現場の言葉で伴走します。
成功事例・スモールスタートの実例
「自分にも再現できるのか?」——あなたの胸の内にある問いに、私は現場で回る小さな成功で答えます。登場する企業名は架空ですが、数字は実務レンジ。
結論から言えば、①受託→商品化、②物販→D2C化、③教材/サロンの継続設計。この3本で、月商と安定性は同時に伸びます。
月5万円→30万円:受託→商品化(テンプレ/パッケージ)
主人公はJさん。フリーのSNS運用で月5万円。案件ごとに要望が違い、夜なべが尽きない。
私が提案したのは“標準化→商品化”。まずは成果物のテンプレを作り、受託を3つのパッケージに分けました。
✅ ステップ
- 納品テンプレ作成(投稿カレンダー/画面設計/レポート雛形)
- メニュー3段:ライト(週3投稿)/スタンダード(週5+レポ)/プロ(広告運用含む)
- オンボーディング台本とFAQ10問で調整コストを削減
- 30日でケース事例を3本作成し、LPに掲載
ビフォー/アフター(3ヶ月)
- 粗利率:38% → 57%
- 見積り時間:週4時間 → 週1.5時間
- 月商:5万円 → 30万円(ライト2/標準1/プロ0.5社換算)
- 問い合わせ対応:テンプレ返信でメール時間−42%
勝因の一文:「誰の、何を、何分で、どう良くするか」をパッケージ名に刻む。
例:スタンダード「地域カフェの来店投稿×週5で予約+10件/月を目指す」
物販→D2C化:自社サイト×コミュニティの伸ばし方
主人公はKさん。卸中心のコーヒー器具物販。手数料に押され、利益が薄い。
打ち手はD2C化。自社EC+ニュースレター+コミュニティの三点で、“使いこなし体験”を前面に出しました。
✅ ステップ
- SKUを3つに圧縮(スターター/日常/上位)
- LPは使い方先出し(動画3本+チェックリスト)
- 購入直後5分の成功体験(朝一杯レシピPDF)
- 月例ライブ(30分)を会員限定で実施、アーカイブは会員サイトへ
- 定期便(消耗品+小さな特典)を14日目に提案
数値(4ヶ月)
- 直販比率:18% → 46%
- CVR:2.1% → 3.4%
- 月次チャーン(定期):— → 4.6%
- LTV:5,600円 → 8,900円
- レビュー率:8% → 23%
勝因の一文:「売る」前に「使える」を設計。コミュニティは“使いこなしの場”として機能すると自然にリピートが生まれます。
教材/サロン:継続率を上げるコンテンツ設計
主人公はLさん。オンライン教材は売れても、サロン継続率が続かない。
私が導入したのは三層コンテンツとオンボーディングの5分。
✅ 三層コンテンツ
- 層1:定例ライブ(月2本)—最新Tipsを30分で
- 層2:テンプレ配布(月2種)—すぐ使える雛形
- 層3:Q&Aスレ(週1回)—課題提出→FBで“進捗”を見える化
✅ オンボーディング(購入直後〜7日)
- 0分:歓迎メール+5分で終わる課題(チェックリスト)
- 1日目:活用ロードマップ(30日分の小タスク)
- 3日目:成功事例の短編動画
- 7日目:初回ライブのリマインド+事前質問フォーム
数値(2ヶ月)
- 初月チャーン:9.8% → 4.9%
- 月間アクティブ率:41% → 63%
- アップセル率(上位コース):6% → 14%
勝因の一文:“学ぶ場”から“進む場”へ。最初の7日で小さな成功体験を必ず作る。
真似してOK:成功の型チートシート
✅ 受託→商品化:テンプレ→3段パッケージ→LPに事例
✅ 物販→D2C:SKU3つ→使いこなし先出し→定期14日目提案
✅ 教材/サロン:三層コンテンツ→購入直後5分→7日ロードマップ
KPIの目安(共通)
- 購入直後満足の指標:レビュー率15–30%、★4.6以上
- 関係維持:ニュースレター開封35–55%
- 継続:チャーン<5%/月、アクティブ率>50%
- 伸び代:体験→本商品 20–40%、本商品→継続 15–30%
まとめ(要点再掲)
- スモールスタートの本質は、“使いこなしの設計”ד数字の学習”。
- 受託は標準化、物販は体験化、教材は継続化で伸びる。
- 購入直後の5分と14日目の橋渡しが、LTVのカギです。
行列が“文化”に変わる瞬間を、あなたの事業でも。
✅ 今日の一手:「購入直後の5分」を設計し、テンプレ1枚を作る。そこからスノーボールが転がり始めます。
You have not enough Humanizer words left. Upgrade your Surfer plan.
あなた:
## よくある質問(FAQ) ### どれくらいの期間で黒字化できる? ### 会社員の副業としての注意点 ### 個人/法人どちらが得?切り替え基準
ストーリーテリングSEO記事作成(プロマケ) の発言:
- 検索意図(2〜3行)
オンライン起業を検討する読者が、黒字化までの期間、会社員の副業ルール、個人/法人の選び方という3大不安を解消したい。現場感のある期間目安・判断基準・チェックリストで、今日の意思決定につなげたい。 - 想定キーワード群(箇条書き)
- オンライン起業 黒字化 期間
- 副業 会社員 注意点 就業規則
- 個人事業主 法人化 どっちが得
- 収益化 目安 LTV CAC
- 開業届 青色申告 インボイス
- 社会保険 税金 年末調整
- 見出し構成(Markdown形式でH2/H3)
よくある質問(FAQ)
どれくらいの期間で黒字化できる?
会社員の副業としての注意点
個人/法人どちらが得?切り替え基準
- 本文(ストーリー形式+SEO要件遵守)
よくある質問(FAQ)
主人公はMさん。やる気は十分。でも、「いつ黒字?」「副業は大丈夫?」「個人と法人どっち?」で足が止まっている。
私(柳井弘幸)はスターバックス時代から、“数字で不安をほぐす”を信条にしています。ここでは、結論→根拠→明日の一手の順で、迷いを一つずつ解いていきます。
どれくらいの期間で黒字化できる?
結論:初期固定費をミニマム(1〜3万円/月)に抑え、最小プロダクト×1チャネル集中なら、2〜8週で初回黒字化、3〜9ヶ月で安定黒字が実務レンジ。
ただし速度を決めるのは、既存の強み×需要の一致と学習サイクルの速さです。
目安(副業スタートのモデルケース)
- 月0〜3週:MVP公開(LP1枚+決済+メール)→初回売上
- 月1〜3ヶ月:月売上5〜15万円(体験/教材/単発受託)で固定費を吸収
- 月3〜6ヶ月:月売上20〜50万円、ニュースレターと定期/継続で安定黒字へ
数字の指針(黒字ライン)
- ✅ 粗利(月) ≥ 固定費(月)+ 広告費(月)
- ✅ CAC ≤ LTVの1/3(例:LTV9,000円ならCAC上限3,000円)
- ✅ 初回→2回目購入率25〜40%、定期の月次チャーン<5%
明日の一手
✅ 固定費の棚卸し(必須以外は停止)
✅ 1チャネルに集中(SEO3本 or ショート動画毎日1本)
✅ 購入直後“5分の成功体験”を用意(返金/解約を減らしLTV↑)
会社員の副業としての注意点
結論:就業規則・利益相反・情報の持ち出し/機密保持の3点を外さなければ、多くのケースで実務運用は可能。税・社会保険の手続きは“分ける”が肝です。
実務チェックリスト
- ✅ 就業規則:副業可否、申請の必要有無を確認
- ✅ 利益相反の回避:本業と顧客/商材が競合しない設計(同業なら上長申請)
- ✅ 情報/機材の分離:本業のデータ・ノウハウ・PCを持ち込まない
- ✅ 名義の分離:屋号/ドメイン/専用メール/銀行口座を事業用に分ける
- ✅ 確定申告の段取り:副業分は事業所得で記帳、青色申告で管理
- ✅ 住民税:本業に知られたくない場合、普通徴収を選択できるかを事前確認
- ✅ 時間設計:週5〜7時間をカレンダー固定(早朝 or 週末)
明日の一手
✅ 就業規則の該当条文をスクショし、NGラインを明文化
✅ 利害の線引き(提供相手/地域/価格帯)を1枚に
✅ 事業用口座とメールを今夜つくる
個人/法人どちらが得?切り替え基準
結論:個人で始めて、数字で法人化。判断の軸は、税率・信用・リスク分離・採用/外注の4点。
最初は開業届+青色申告で十分。売上や利益・取引先の要求・採用計画が基準を超えたら法人へ。
切り替えの実務基準(目安)
- ✅ 利益(年間)が一定ラインを超え、節税メリットが見込める
- ✅ 取引先からの要請(適格請求書/与信/口座開設など)
- ✅ 雇用・外注を増やし、社会保険/契約面の整備が必要
- ✅ リスク分離(責任範囲・資産管理)を強化したい
比較イメージ(超要約)
観点 | 個人(開業届+青色) | 法人(合同/株式会社 等) |
---|---|---|
立ち上げ速度/コスト | 最速/低コスト | 設立・維持に費用/手間 |
税務の柔軟性 | 青色控除・家事按分等 | 経費計上/役員報酬の設計幅 |
信用/取引 | 小口から可 | BtoB・金融機関で有利な場面 |
社会保険 | 本業依存 or 国保 | 原則加入(コスト↑だが採用◎) |
リスク分離 | 個人資産と近い | 限定責任で切り分けやすい |
移行の進め方(段取り)
- 個人で立ち上げ(記帳・名簿・オファーを回す)
- KPIが一定値(月売上50〜100万円レンジ/継続率安定/請求先増)に到達
- 法人化の設計(商号/資本金/役員報酬/社会保険/口座)
- 請求書/契約/ドメイン表記を順次切替え(移行期間を2〜4週設ける)
明日の一手
✅ 今期の損益シート(売上/経費/利益予測)を1枚に
✅ 法人化の“目的”を書き出す(節税だけでなく、信用/採用/責任範囲)
✅ 取引先の請求書要件(インボイス等)を確認
—
まとめ(要点再掲)
- 黒字化のレンジは2〜8週で初回、3〜9ヶ月で安定。鍵は強み×需要×学習速度。
- 副業の要は就業規則の確認・分離運用・税務段取り。週5〜7時間の固定化で前進。
- 個人→法人は数字で判断。メリデメを把握し、KPI到達で移行計画へ。
行列が“文化”に変わる瞬間を、あなたの事業でも。
✅ 今日の一手:固定費の棚卸し/就業規則の確認/今期損益の1枚化。この3つを終えれば、公開ボタンがぐっと近づきます。
用語集(最短で理解するためのミニ辞典)
主人公はNさん。ダッシュボードを前に、略語の洪水で手が止まる。
私(柳井弘幸)は伝えます。用語は“運転免許”。定義→式→現場の一手がつながれば、数字は味方になります。下記は1分で引ける実務辞典。必要なところから使ってください。
LTV/CAC/CTR/CVR/ペルソナ/PMF/LP/CTA など
LTV(顧客生涯価値)
- 定義:ひとりの顧客から生涯で得られる総粗利
- 式:LTV=平均粗利×購入回数合計(サブスクなら ARPU×毛利率×平均継続月数)
- 目安:オンライン小規模で5,000〜15,000円(初期)
- 使い方:CAC ≤ LTV/3を資金繰りの安全圏に
- 落とし穴:売上ベースで計算して粗利を忘れる
CAC(顧客獲得コスト)
- 定義:新規1人を獲得する平均コスト
- 式:広告費+販促費+人件費の一部 ÷ 新規顧客数
- 一手:チャネル別に計測し、高CACはLPやオファー側で改善
- 落とし穴:既存施策の人件費をゼロ扱いにする
CTR(クリック率)
- 定義:表示に対してクリックされた割合
- 式:CTR=クリック数÷表示回数
- 使い方:広告/検索の見出し・サムネの良し悪しを判断
- 一手:1.5秒で価値が伝わる文+具体語(数字/時間)
CVR(コンバージョン率)
- 定義:訪問に対して購入(登録)された割合
- 式:CVR=購入数÷LP訪問数
- 使い方:LP/チェックアウト/オンボーディングで段階別に測る
- 一手:CTAを1種類にし、購入直後の5分成功体験を同梱
- 目安:D2C購入2〜4%、BtoC登録3〜8%
ペルソナ
- 定義:最も刺さる“代表読者/顧客”像
- コア項目:状況・目標・制約(時間/金/知識)・反対意見
- 一手:「誰の・何を・何分で・どう良くなる」の一文化
- 落とし穴:人物像だけ作り、行動データを見ない
PMF(プロダクト/マーケットフィット)
- 定義:対象市場で自然に選ばれ続ける状態
- 兆候:紹介比率↑・解約率↓・有料率↑
- 一手:試供版→体験→本商品の成約を測り、NPSやレビューで痛点を特定
LP(ランディングページ)
- 定義:1オファーを売る単一目的ページ
- 骨子:ヒーロー→共感→解決→証拠→FAQ→CTA(1つ)
- 一手:モバイル1画面目で価値とCTAが見えるかを確認
CTA(行動喚起)
- 定義:次の1歩を促すボタン/文言
- 作法:動詞+成果(例「今すぐ体験を予約する」)
- 一手:色/文言/配置のA/BでCVRを底上げ
— ここからは“あると強い”周辺語 —
AOV(平均注文額)
- 式:AOV=売上÷注文数
- 一手:セット/バンドル/送料無料閾値で上げる
ARPU(月間1人あたり売上)/MRR(月間経常収益)
- ARPU=月売上÷有料会員数、MRR=月額課金の合計
- 一手:上位プランと年払いで資金繰りを安定
ROAS(広告費用対効果)
- 式:売上÷広告費(%)
- 注意:粗利ベースで見ると意思決定がブレない
チャーン(解約率)
- 式:当月解約÷期初会員数
- 一手:購入直後5分の成功体験で初月チャーンを半減
NPS(推奨度)
- 定義:0〜10点の推奨度。9–10推奨−0–6批判
- 一手:批判理由=改善テーマに直結
UGC(ユーザー生成コンテンツ)
- 定義:ユーザーの投稿/レビュー
- 一手:レビューひな形を同梱し、画像付きを歓迎
Cohort(コホート)
- 定義:同期間に獲得した顧客群の継続/売上の推移分析
- 一手:獲得チャネル別にLTVを比較し、予算配分
SEO/SEM
- SEO:検索エンジン最適化(自然流入)
- SEM:検索エンジンマーケ(広告含む広義)
- 一手:ロングテール×使いこなし記事を3本から
CRM(顧客関係管理)
- 定義:顧客データを起点に関係とLTVを伸ばす運用
- 一手:ニュースレター(週1)を中核に、購入後7・14・21日で接点
CLV
- 概念:LTVと同義として使われることが多い
—
✅5分で“数字が回る”チェック
- LTVは粗利ベースで出しているか
- CAC ≤ LTV/3を守れているか
- CVRは段階別(LP→購入/登録→継続)で見ているか
- 初月チャーンを下げる購入直後5分が設計されているか
- ニュースレター(週1)で関係が維持できているか
物語の締めに。数字は冷たいようで、お客様の足跡です。
✅ 今日の一手:「誰に・何を・何分で・どう良くなる」をLPのヒーローに追記し、CTAを1種類に。数字は、すぐに応えてくれます。
まずはここから:今日やることチェックリスト
主人公はあなた。道具は揃ったのに、最初の一歩が重い。
そこで私(柳井弘幸)が“今日だけの伴走台本”を渡します。迷いを削り、公開を優先。完璧は要りません。小さく出して、数字で直す——ここから始めましょう。
ニッチ決め→オファー素案→LP仮→決済導入→テスト集客
下の順で、最大180分のスプリント。各ステップは制限時間つきで手を動かします。
ステップ0|準備(5分)
✅ タイマーを用意
✅ 今日のゴールを「LP仮公開+決済リンク設置+初回流入テスト」に固定
✅ ノート1枚に「誰の/何を/何分で/どう良くなる」の枠を書いておく
ステップ1|ニッチ決め(25分)
目的:刺さる相手を1人に絞る。
やること:
- 既存の強み×状況×制約を3行で列挙
- 以下の型に当てはめて1行を作成
「在宅ワーカー向けに、15分で集中力が戻る朝コーヒー習慣を設計」(例)
チェックポイント:
✅ 検索や需要の証拠が最低1つ(過去相談/既存フォロワー/社内で頼まれがち)
✅ 週5〜7時間を半年継続できる興味か
—
ステップ2|オファー素案(30分)
目的:買う理由を1画面で言い切る。
テンプレ(そのまま書き換え):
- 誰に:在宅ワーカーのあなたへ
- 何が:15分で集中力が戻る朝一杯ルーティン
- 得られる結果:午前の生産性↑、締切前の焦り↓
- 含まれるもの:①レシピPDF②3本動画③7日チャレンジ
- 価格:2,400円(税込)/返金7日条件付
- CTA:「今すぐ体験を予約する」
チェックポイント:
✅ 数字/時間/失敗回避が入っている
✅ 特典は最大3つまで(迷わせない)
—
ステップ3|LP仮(45分)
目的:1ページ=1オファーで仮公開。
骨子テンプレ(見出しだけ先に置く→本文は短文でOK):
- ヒーロー(誰の・何が・何分で・どう良くなる)
- 共感(いまの困りごとを3行)
- 解決の約束(ベネフィット3点)
- 内容(所要時間・形式・対象者・不要な人)
- 証拠(ミニ事例or体験談のフォーマット)
- 価格・返金・日程
- FAQ(支払い/キャンセル/必要ツール/サポート)
- 事業者情報(特商法/プライバシー/問い合わせ)
- CTA(1種類)
書き方のコツ:
✅ モバイル1画面目で価値とCTAが見える
✅ 文章は短文×改行多め、重要語は太字
✅ 画像は1枚で十分(ビフォー/アフターでも可)
—
ステップ4|決済導入(20分)
目的:前払いの受け皿を作る。
やること:
✅ 単発決済リンクを作成(商品名・税込価格・返金条件)
✅ 成功ページに「7日チャレンジ開始ボタン」を設置
✅ 自動返信メールに初回5分タスクを入れる
例:「動画1本(2分)を見て、レシピPDFの3番だけ試す」
チェックポイント:
✅ 入金→納品までが2クリック以内
✅ レシート自動送付ON、解約/返金の窓口明記
—
ステップ5|テスト集客(55分)
目的:最初の10〜50訪問を流す。
やること:
- 投稿×3本(各140字)
- 痛み訴求:「朝イチの集中が戻らない?15分ルーティンで立ち上がりを短縮。」
- 手順先出し:「熱湯NG・粉量は○g・注ぐ回数○回。詳細はLPへ。」
- ビフォー/アフター:「朝のムダ20分→5分に。やり方は固定投稿」
- ショート動画×1本(15–30秒)
- 冒頭1.5秒で結論→2. 3ステップ→3. CTA
- 既存名簿/コミュニティへ案内(10通以内でOK)
件名例:「7日で朝の集中を取り戻すミニ講座」
計測する数字:
✅ LP遷移率、登録/購入率(CVR)、メール開封率
目安:LP遷移8–15%/登録or購入1.5–3.0%
—
ステップ6|夜のレビュー(15分)
目的:明日やる“1改善”を決める。
チェック表:
✅ ヒーロー見出しを「誰の・何が・何分で・どう良くなる」に揃える
✅ CTA文言を動詞+成果に変更(例:今すぐ整える)
✅ 購入直後5分の成功体験が本当に5分で終わるか
✅ 価格±10%テスト、または特典の入替を1つだけ
—
今日やること(持ち帰りチェックリスト)
✅ 1行コンセプトを決めた(誰の・何を・何分で・どう良くなる)
✅ オファー素案を書いた(成果・内容・価格・保証・CTA)
✅ LP仮を公開した(モバイル1画面目で価値+CTA)
✅ 決済リンクを設置した(前払い・レシート自動・返金条件)
✅ 自動返信に初回5分タスクを入れた
✅ テスト集客を実行した(投稿3本・ショート1本・既存名簿案内)
✅ 数字を記録した(遷移/登録/購入/開封)
✅ 明日の1改善を決めた(見出し・CTA・価格・特典のいずれか1つ)
—
最後に。
公開はゴールではなく学習のスタートです。今日のチェックが埋まれば、あなたの事業はもう動き出している。行列が“文化”に変わる瞬間を、あなたの事業でも。
✅ 次の一手:明日の同時刻に“30分レビュー会”をカレンダー固定。数字が、あなたに答えを教えてくれます。